山酒4号(玉苗)の作柄を語り合う

P1030966.JPG 酒造好適米”山酒4号(玉苗)”の生産者”かほく酒米生産研究会”の総会が19日夕方、寒河江市の陣屋で開かれました。会には、奥山喜男会長ら生産者、研究会を支援する山崎商事、山米商事、アスクの関係者が集い、山酒4号(玉苗)の作柄、酒米の状況、グローバルGAPについて語り合いました。ちなみに、本会員のうち奥山喜男、土屋喜久夫さんがG.GAPの認証をうけています。
 28年産山酒4号(玉苗)の品質の特徴は、玄米タンパク含有率(会員の総山酒4号研究会.jpg平均値)の年次推移のグラフから読み取れるように、11年間でもっとも低い7.1%で、会員間のチラバリも小さいと言うことです。反面、腹白状の心白が目立ち、等級は今一つだったことから、品質向上に向けて篩目幅2.1mmでの選別についても検討されました。
 現在、山酒4号(玉苗)は研究会の熱心な取り組みによって16ha作付されています。県内の蔵元からは、新藤酒造(米沢市)九郎左エ門雅山流、秀鳳酒造場(山形市)純米大吟醸玉苗、男山酒造(山形市)羽陽男山純米吟醸玉苗が醸されています。馥郁とした山酒4号(玉苗)を酌み交わしながら新年を迎えてはいかがでしょうか。
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談笑する奥山(左)、土屋(右)、後藤さん    

    
 

2016年12月20日 10:20