社長挨拶

 アスクはお米の専門店"米屋"です。

お米には、それぞれの品種の数だけお米のおいしさが、生産地の数だけお米の風味が、作り手の数だけお米への思いが込められています。「毎日食べる米だから」。お米の生産される現場から食卓の健康まで私たちは日夜真剣に考え続けています。

 農作物は私たちの生命の源です。健全な生活を営むには毎日健康な作物を摂り続けることが最も大切なことです。大地と向かい合い生産活動する農業の世界は自然界との共生により成り立ち、四季の変化や気候状況と上手に付き合いながら、懸命に立ち振る舞うことによって収穫という成果を得ることができるのです。

  現代社会の加速し続ける時間の中で、日本の農業は、合理化や生産性を重視するあまり、本来の自然な生産サイクルに対抗するかのように大地に過度の負荷を掛けて、収穫の増加を求める傾向があります。

 大自然の流れに添って、農家が大地を耕す生産への生真面目な思いは、作物の安全への証であり、消費者が第一に求める安心への契りでもあるのです。生産者と消費者の相互理解の架け橋としての役割がアスクの任務です。

  人の歴史は作物の歴史であり、大地との関わりの歴史でもあります。私たちの時代に安全な作物の生産と自然環境の保全ができるルールを創り出し、次世代に引き継ぐことが、私たちの努めであると自覚しています。