酒米品質最高の出来栄え(ゆびきりげんまん)

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 雪模様の12月4日、新庄市JAおいしいもがみ北部営農センターに、酒米研究会ゆびきりげんまん(指村貞芳会長)、JA、アスクの20名が集い、本年産酒米の作柄を振り返り、さらなる品質向上をめざす検討会を開催しました。
 ゆびきりげんまんは、新庄市泉田、萩野、昭和地区の米生産者15人で結成し13年目、酒造好適米品種”出羽燦々”、”雪女神”、”出羽の里”、”美山錦”、”酒未来”を栽培しています。グループの酒米品質は年々向上、ここ数年は県酒米コンテストで知事賞を受賞するまでに腕を上げています。
 さて、本年の品質はどうだったでしょうか。”整粒歩合高い、千粒重大、タンパク含有量低い”の3拍子揃ったすばらしい出来栄えです。高品質の要因の一つが、7月中~下旬の多照(気象図)と、圃場巡回による適期穂肥の施用で”もみ殻”が大きく形成されたこと、出穂以降は登熟適温で経過したことで千粒重が最高の大きさになり、タンパク含有量も低くなったと考えられます。まさに、”天の恵みと技”、継続は力なり、メンバーの弛みない取り組みが高品質の酒米を作り上げたのでしょう。
 この成果に満足することなく、さらなる向上をめざすことを誓い合った検討会でした。 

2021年12月 6日 10:20