幻の酒米"ASK愛山"の種子刈り取り

P1070737.JPG兵庫県三木市吉川町上中の棚田、秋の陽に輝く愛山
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稲株の揃いの良さを調査  園主の谷郷さんと
一段と冷え込んだ10月18日の早朝、山形新幹線つばさに乗り込んだアスク社員が高層ビルが林立する新神戸に到着したのが昼過ぎ、休む間もなく三木市吉川町上中へと向かいます。吉川町は酒米山田錦、愛山の一大産地です。アスクがここにアスク愛山(以下愛山)の種子生産圃場を設置して3年目になります。
 6月16日に植えた愛山原々種圃場は少し傾けかけた秋の陽に輝き、刈りごろのきれいな熟色を見せています。原々種5系統、系統間にバラツキがないかを調査した後刈り取りです。1系統100株、500株を刈り取り、刈り取ったイネ束は宅急便で山形まで運び、乾燥・脱穀・調製します。種子量は12kgほどになるでしょう。この種子は来年谷郷さんの30アールほどの田んぼで増殖し、再来年(令5)に生産者へと配布します。
 愛山の優良な種子を産まれ故郷で生産する、アスクの変わることがない地道な取り組みです。愛山が醸す馥郁とした香りをお楽しみください。

2021年10月20日 10:40