爽やかな秋空の下で試験田の稲刈り

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 一気に秋らしい天気となり、二十四節気の一つ「白露」の7日、久しぶりに青い空が広がりました。アスク試験田の酒造好適米早生品種が刈り取り適期を迎え、さわやかな秋空の下、試験田グループの社員が刈り取りをしました。刈り取ったのは羽州誉、龍の落とし子、改良信交など早生7品種の原原種です。
 原原種はこれら品種の基本となる種子で系統栽培されています。他系統や他品種とは絶対混ざらないよう、気を遣いながらの手刈り作業です。刈り取ったイネは束にし、杭架け乾燥します。20日ほど乾かしたのち収納、脱穀、調製した種子は来年の原種種子となります。アスク試験田で生産した一品種10kgの原原種子は来年には原種種子として1500kgほどまで増殖します。そして原種種子は再来年(2年後)に生産者へ配布します。この日刈り取った種子は、2年後の冬においしい酒を醸すのです。
 こうした手間のかかる面倒な作業で種子生産を行うのも、酒米づくり、酒づくりは厳正な種子生産から、アスクの変わることのない姿勢です。  
 

2021年9月 7日 14:05