酒米の里金山、出穂早まる

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最高気温36℃、黄色味を帯びてきた出羽燦々(後方は鳥海山 8月3日)
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松澤信矢さん圃場、暑さ対応の冷水かけ流し

 高温少雨の天気が続いています。酒米の里金山の酒造好適米”出羽燦々”は8月に入る前に出穂、これまでにない早い出穂です。穂は垂れ始め、田んぼは黄色味を帯びてきました。今後も暑い日が続くと予想されています。
 出穂後10日間の最高気温が30℃以上連続すると胴割粒の発生が助長されます。また、出穂後20日間の気温が26℃以上になると背白粒、腹白粒、基部未熟粒などの白未熟粒の発生が多くなります。これら高温対策には水のかけ流しが効果的です。さらには、登熟が急速に進むことから、刈り取り適期を失する事例も多くみられます。
 暑さ対策が高品質生産の決め手です。

2021年8月 5日 10:28