田中順一氏「山形県戦後稲作史」を上梓

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田中順一氏が上梓した山形県戦後稲作史
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インドで米作りの技術支援する田中氏

 このほどアスク技術顧問の田中順一氏(タナカ農産研究所)が「やまがたの米づくり 山形県戦後稲作史」を上梓しました。戦後、山形県が歩んできた米づくり、その内容は、本ブログ数行では紹介できないほど詳細かつ膨大です。10年がかりで取りまとめたとのことで、本文436ページのほか、豊富な資料集は他の追随を許さないでしょう。
 山形県の江戸期から昭和戦前までの稲作を概観した「山形県稲作史」が1953年に鎌形勲氏により著されていますが、その後70年間ほどの米づくりをこれほど体系的にまとめた出版物は寡聞にして知りません。氏は稲作技術者であり、著は技術的な内容が多いことから、米づくりの技術支援者はもとより、生産者や関係者等に必見の書です。
 なお、氏は熱帯農業に造詣が深く、アスクが取り組むインドでの米づくりにも支援いただいています。
  (問い合わせ先:999-2222 山形県南陽市長岡554-2 タナカ農産研究所)
 

2021年6月 1日 10:21