アスク試験田17年目を迎え"タネまき"

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 例年ならアスク試験田のタネまきは桜花爛漫を眺めながらですが、今年は開花が早まったため、冷たい風に舞う花びらの下での播種となりました。4月17日、雨が降る中、アスク試験田の担当社員が慣れた手つきで、酒造好適好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」、「酒の華」の原々種、「美山錦」、「出羽燦々」、「出羽の里」、「雪女神」などの作柄、品質調査用品種の種子をまきました。原々種は一品種5系統に分けて手播きします。原々種は元タネですから、一粒たりとも他品種と混入しないよう、細心の注意を払いながらの作業です。アスク試験田は平成17年にスタートし、本年で17年目を迎えました。酒米をめぐる情勢には厳しいものがありますが、試験田からの情報を本ブログを通じて逐次提供します。
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 隣の作業場では、この指とまれの平吹正直さんら山形ハーベストの皆さんが大勢で手際よく作業を進めています。3日間で酒造好適米「羽州誉」、「龍の落とし子」、一般米「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」、「コシヒカリ」を11000箱(約55ヘクタ-ル)まくとのこと。播種した育苗箱は、一枚ずつハウス内に並べ保温マットを被覆します。5月中旬の田植えまでの約1か月間、潅水、マットの被覆・除覆、ハウスの開閉などなど、周到な管理が続きます。
 

2021年4月19日 09:57