幻の酒米"ASK愛山"を刈る

P1070501.JPG   秋の陽は短い(ASK愛山の原々原種圃場 谷郷さんの圃場にて)
P1070503.JPG P1070508.JPG
 傾きかけた陽に追われるように

 高層ビルが林立する新神戸から六甲山を超えた兵庫県三木市吉川町上中、そこには酒米の産地ならではの棚田と藁ぶきの家が点在する昔ながらの田舎の原風景が広がっています。
 10月15日、谷郷昇さんの田んぼに作付けした”ASK愛山”の原々種の刈り取りをしました。6月16日に田植えした愛山は、傾きかけた秋の陽に輝き、刈りごろのきれいな熟色を見せています。
 刈り取った400株のイネ束は宅急便で山形まで運び、乾燥後に脱穀・調製します。種子量はおおよそ8kgにはなるでしょう。原々種は来年、谷郷さんの田んぼで増殖し、再来年に生産者へ配布します。
 幻の酒米と呼ばれる”愛山”、”愛山”をこよなく愛する蔵元と愛飲家のために優良種子を”愛山””の生まれ故郷で生産する、アスクの地道な取り組みの一つでもあります。
 

2020年10月17日 10:24