山形県内平年より8日遅く梅雨明け

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 仙台管区気象台は2日、東北南部(山形・宮城・福島)が梅雨明けしたとみられると発表、平年や昨年より8日遅いとのこと。この日、山形市は最高気温305℃、青い空を待ちかねていた稲穂は一斉に開花、ようやく夏本番を迎えました。
 ところで、7月は異常気象に見舞われ、日照時間は平年比50%と極端に少なく、山形地方気象台の観測資料によれば、日照時間の上少ない順で観測史上2位を記録しました。そこで、7月の少ない日照時間が水稲作況にどう影響したかを見てみました。少ない順に10位までの年の作況指数は、同月に低温も襲来した昭和9年の大冷害の年を除くと、100以上が5年、100以下が3年でした。このことから、8月以降に天候が回復することで作況指数は低下しない年もあったことを過去の事例は示しています。ただし、品質への影響はどうでしょうか。日照不足によるモミ殻形成が小さくなることや、窒素の持越しによるタンパク含有量が高まるのでないか?、などなど。これから夏空が続くことを願っています。

2020年8月 3日 10:39