日照不足続く

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 県内は日照不足が続いています。6月26日~7月15日までの日照時間の対平年比は、山形43%、高畠41%、左沢45%、尾花沢27%、金山30%、酒田38%、鶴岡34%となっています。この期間のイネは、最高分げつ期を過ぎ、早生品種は穂孕期、中生品種が頴花分化後期を迎え、モミ数やモミ殻の大きさがほぼ決まるころです。日照不足はこれらに影響すると推察されます。
 また、長雨によって中干しは十分でないことによる根の活力低下、穂肥施用の遅れによる玄米タンパク含有量の増加、さらには斑点カメムシの発生の緊急注意喚起情報が発表されるなど、酒米品質にはマイナス要因が重なっています。畦畔の草刈り、水管理など、晴れ間を見てのきめ細かな迅速な栽培管理が必要になっています。
(金山町の出羽燦々の調査では、7月上・中旬の日照時間が対平年比16%であった平成18年産の千粒重は25.2g、平年比161%であった平成23年産は27.6gであった)

2020年7月16日 10:48