幻の酒米"愛山"の原々種田植え
幻の酒米ともいわれている”愛山”、弊社では”ＡＳＫ愛山”と呼んでいます。その愛山の原々種（元種）を社員が兵庫県三木市吉川の谷郷昇さんの田んぼに田植えしました。
”愛山”は昭和24年に兵庫県農業試験場で育成され、山田錦、雄町の血を継承する品種ですが、アスク試験田に植えても山形の気象条件では出穂期が9月に入るため、十分に育つことはできません。適地適作、”愛山、”が生まれたところで、その優れた特性を退化させずに厳正な種子を生産する、アスクがこだわる酒米生産への姿勢です。
社内で育てた苗を新幹線を乗り継いでげんちに持ち込んでの田植えです。作業は1時間ほどで終了、順調に生育すれば、9月初めに出穂、10月半ばには収穫できるでしょう。
田んぼ近くの山すそに咲く可憐なササユリ、棚田に点在する瓦葺きの家々、のどかな7原風景は”愛山”の生長を見守っているかのようです。
2020年6月18日 10:28
