雪を忘れた冬?

降雪.jpg 例年ならこの時期、深い雪に覆われ雪かきに追われるのですが、今冬の山形、今日も春のような陽気です。お天道様は雪を降らすのを忘れたのでしょうか。県内の積雪状況は、1月30日現在で、大蔵村肘折84cm(平年238)、西川町大井沢52cm(同181)、金山町0cm(同88)、尾花沢市0cm(同95)です。
 気象庁の過去の気象データから1953(昭28)~2020(令2)までの68年間(山形市)、1958(昭33)~2020までの63年間(新庄市)の1月の降雪の深さ(1月に降った雪の深さの累積値)をグラフで表したのが上図です。図から本年1月は山形市22cm、新庄市56cmで、観測史上最も低い値であることが読み取れます。
 さて、この少雪傾向は2月に入ってからも続くのでしょうか。田植え時に水不足に見舞われる地域もあるのでないか。豊富で清冽な雪解け水が山形のおいしい米をを育んでいるのです。空を見ながら、水不足が杞憂であることを願っています。

2020年1月31日 10:32