山形産米の作柄・品質良好

作柄10月15日.jpg 一等米比率.jpg
 2019年の山形県の水稲作柄(10月15日現在)について、東北農政局は31日、県内全体で「やや量」と発表しました。予想される10アール当たり収量(単収)は627kgで、1947年の統計開始以来の最高値となり、青森県と並んで全国一位になるとも見込まれています。平年を100とした作況指数は105で、「やや良」となっています。作柄が高いのは、全もみ数(穂数×一穂当たりもみ数)が「多」であること、登熟(もみの肥大、充実)も天候に恵まれ、「平年並み」が見込まれることが要因です。
 同日発表された産米の検査結果(9月末)では、一等米比率は県全体で90.5%(全国平均67.6%)で県産ブランド米は「つや姫」99.6%、「雪若丸」98.0%、「はえぬき」91.6%といずれも高い値を示しています。
 全国的には夏の猛暑、たびたびの台風襲来、ウンカの被害で作柄や品質が大きく落ち込む産地があり、今年の米の作柄は近年になく天候不順に大きく影響されたと言えるでしょう。

2019年11月 1日 10:36