アスク試験田(酒造米品種)の生育(7月10日)

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 アスク試験田7月10日現在の生育状況は上の図表のとおりです。7月上旬の気象は前半が平均気温、日照時間ともに平年より高め、後半が気温、日照時間ともに低めで経過しました(山形市)。生育は8品種総平均では、草丈は平年比108%、茎数91%、葉数+0.1葉、葉色は34(SPAD値)でやや淡く、生育は相対的に並みと判断されます。
 なお葉色は葉一枚一枚を対象にミノルタ葉色計で測定していますが、今回からは新兵器グリ-ンシ-カ-(GreenSeeker)による群落での葉色をも測定しています(写真右下)。本器については、これから測定データを積み重ね、酒米栽培のより確かな診断技術の向上に役立てたい。
 試験田は中干しを終え、穂肥を施用しました。幼穂は肉眼で確認できます。このまま順調に生育すれば、美山錦、羽州誉、龍の落とし子の早生群は7月25日頃から穂が出始めるでしょう。

2019年7月10日 15:00