アスク試験田(酒造米品種)の生育(6月10日)

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  アスク試験田では県内で作付けされている酒造好適米8品種の生育状況を調査しています。5月14日に社員が田植えをしたもので、6月10日に第1回目の生育調査を行いました。その結果が上の表です。8品種全体で、草丈は平年比105%でほぼ平年並みなのに対し、茎数は平年比131%、葉数は平年差+1.0葉と著しく多い状況となっています。
 田植え後から6月10日までの期間の気象は、上の気象経過図に示したように、平均気温が平年より2.1℃高く、日照時間は平年比131%と高く経過、とくに日照時間は山形気象台の観測史上最高でした。茎数、葉数が平年を大きく上回っているのも、この気象経過によるものでしょう。また、梅雨入りも異常でした。梅雨入りが6月7日で、西日本より早かったのは45年ぶりとか。
 さて、これからの気象はどのように経過するのでしょうか。生育は気象経過に大きく影響されます。生育経過は10日ごとに定期的に実施し、その結果は酒米の作柄情報として、早く、タイムリ-に本ブログから流しますのでご活用ください。
 

2019年6月11日 13:59