"令和"、新時代の米づくりに向けて

 DSC_0098.JPG     新時代”令和”に向かって、滔々と流れる”最上川”
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新元号発表を話題にしながらの塩水選作業する平吹さん

 新元号が令和に決定した4月1日、この指とまれの平吹正直さんが酒米のタネ生産用品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「改良信交」、酒米生産用品種「羽州誉」の塩水選作業を行いました。新大学生になった息子さんも手伝いながらのほほえましい平吹家早春の光景です。
 塩水選は、充実したタネもみを選ぶ技術で、明治15年頃(1831)に考案され、爾来、明治、大正、昭和、平成、そして令和まで190年近く脈々と受け継がれています。その原理は単純で、水10リットルに塩2.6kgを入れ、比重1.13の塩水を作ります。この塩水にタネもみを浸すと、充実した重いタネもみは沈み、粃や軽いもみは浮きます(写真右)。”おいしい米を育てる、芳醇な酒を醸す”、その米作りの基本中の基本が優れたタネもみにあると言っても過言ではありません。
 さて、令和には”人々が美しく心を寄せ合う中で文化の花開く”の意味が込められているとか。この言葉を米づくり”に言い換えれば、家族や仲間が心を寄せ合うことで、稲穂が育まれ出来秋の花開くということでしょうか。気持ちを新たに、令和の米づくりが始まりました。
 

2019年4月 1日 14:03