"秋田村"第8回生産者大会

P1070206.JPG

         山田錦を作る、酒を造る、31年への決意を新たに
P1070197.JPG P1070204.JPG
秋田村吉田継夫村長  表彰された村民の皆さんと佐藤譲治秋田県酒造協同組合副理事長

 兵庫県のど真ん中、山々に囲まれた多可町は「山田錦」の母方「山田穂」誕生の地、そして日本酒で乾杯の町です。2月28日の夕方、多可町秋田村第8回生産者大会が開かれました。
 秋田村は、多可町中町の酒米生産者60名が、”秋田県の蔵元に高品質の山田錦を”との思いで酒米を作る田んぼの愛称名です。会場には村民、秋田県酒造組合、JAみのり、全農兵庫、多可町、そしてアスクの関係者が一堂に集いました。
 大会では、吉田継夫村長のあいさつに続いて秋田県酒造組合佐藤譲治副理事長が秋田村産山田錦の酒造りへの取り組み状況、加西農業改良普及センターが山田錦の作柄について報告しました。村民全員の品質調査を8年間にわたって調査をしているアスクからは、”30年産の品質は、出穂後の日照不足や長雨が影響したため総じて低めであったこと、とくに、玄米タンパク質含有率が高めであったこと、31年の米作りに当たってはこの点に留意するように”との講評がありました。
 大会を重ねるごとに、米を作る人と酒を造る人の絆は高まっています。継続は力なり、絆で生まれた”秋田村山田錦”、いま、雪深い里の蔵で芳醇な酒を醸していることでしょう。




 

2019年3月 4日 09:30