酒未来など、酒造好適米品種の種子調製作業

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創意工夫を凝らした種子調製作業
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                     原々種(基になる種子)の調製

 19日、アスク種子田で収穫した酒造好適米品種の種子調製作業が始まりました。例年なら、山形市郊外の西蔵王高原の初雪を眺めながらの作業ですが、今年の初雪は遅れているようです。
 アスクが取り扱っている酒造好適米品種は、「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」、「ASK愛山」、そして「キヨニシキ」、「はなの舞」の原々種(31年原種生産用種子)と原種(31年生産者用種子)、これら以外にも「酒の華」、「雪化粧」の原々種など、実に多様です。それだけにこれら品種の種子の厳正な確保は容易ではありません。種子生産を一手に担っているのが「この指とまれ」の山口泰弘、平吹正直さんです。14年目になるベテラン。
 種子調製の施設は、写真からもわかりますように、二人が創意工夫を凝らしたものです。モミが300~500kg入ったフレコンを持ち上げるフォークリフト、モミの芒(のげ)、枝梗(しこう)、ワラ屑を取り除く脱芒機、充実したモミのみを選別する回転型選別機、昇降機、秤をつなぎ合わせ、効率的に作業を進めています。一品種の作業が終えるごとに、他品種の種子が混入しないよう丁寧な掃除は欠かせません。根気の入る作業は4日ほど続きます。
 種子は20kgずつ紙袋に詰め、来年の3月には酒米生産者の下に届けられます。その量は年々増え、31年用は5000kgを超えるでしょう。”山形の美味しい地酒”、それを支える一端が種子生産を担う二人の長年にわたる地道な取り組みにある、と言って過言ではありません。
 

(2018年11月20日 09:52)
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