アスク試験田の酒造好適米品種の作柄(1)

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アスク試験田の収量.jpg 山形県の本年産米の作柄は作況指数96のやや不良(10月15日)で、その低下要因は出穂後の日照不足による登熟不良による、と発表されています。なかでも、2.0mm上まで稔った大粒米の割合が例年になく少なく、過去5年平均から15ポイント以上落ち込んでいると解析されています。
 それでは平成17年から調査しているアスク試験田の酒造好適米品種の作柄はどうだったでしょうか。右の棒グラフがその概要です(平年値は平18~29年の平均値、雪女神のみは28、29年の2か年平均値)。

① 粗収量(無選別)の平年比は早生群(美山錦・羽州誉・龍の落とし子の3品種)106%、中生群(出羽燦々・出羽の里・雪女神・山酒4号・酒未来の5品種)101%で平年を上回る。

② ふるい目幅2.0mm選別収量の平年比は早生群102%、中生群99%で平年並み。

③ ふるい目幅2.1mm選別収量の平年比は早生群87%、中生群91%で平年より10ポイント近く低下。

 以上の数字は、山形県の作柄の傾向と類似しています。その一方で、収量の平年比のグラフからは「出羽燦々」が特異的なことがわかります。2.1mm選別の収量は平年比で108%と高かったことです。その要因については調査中です。

(2018年11月24日 12:05)
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