杜氏さん、庄内の「雪女神」を巡回

DSC_1732.JPG 8月25、26日、これまでの猛暑から一転して時折強く降る雨の中、県内の蔵元の杜氏さん、県工業技術センター、アスクの「山形県研醸会酒米研究班」の20名ほどが、庄内地方で作付されている酒造好適米「雪女神」の田んぼを巡回しました。
 「雪女神」は、大吟醸酒の原料米であることから、2.1mm網による選別など、超高品質米の生産が条件となっています。それだけに農家は気を遣いながらの栽培管理に追われます。
 7月の猛暑続きで出穂は早まりましたが、8月が平年並みに経過したことから、高温が品質に及ぼす影響は小さいのでないかと思われます。穂は黄色味を増し重く垂れ、刈り取りが早まることを告げています。
 杜氏さん達が一緒に田んぼを巡回し、イネを見て、穂にふれて、その生育、登熟状況を調査する、この長年の地道な取り組みが、”吟醸王国やまがた”の原動力になっている、そう感じた2日間でした。
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巡回のスタートはアスク試験田から  鶴岡市羽黒にて生育などの状況を聞く
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田んぼに入って、生育・登熟を調査   「雪女神」育成地山形県水田農業試験場にて   

2018年8月27日 11:21