"ゆびきりげんまん"酒米田巡回

DSC_1548.JPG DSC_1545.JPG
鳥海山を背に
DSC_1552.JPG
 JAもがみ中央の酒米研究会”ゆびきりげんまん”(代表 指村貞芳さん)が10日、恒例になっている青田巡回を行いました。この日、生産者14名、JA,アスクの関係者総勢20名が軽トラを連ね、酒造好適米「出羽燦々」、「美山錦」、「雪女神」の田んぼを見て回り、穂肥(出穂前25~20日の追肥)の適期を診断し合いました。
 中干し中の田んぼに入って、草丈、茎数、葉色の測定、幼穂の確認をします。これらの調査を生育診断と呼んでいます。大粒で低タンパクの酒米づくりにはこの診断は欠かせません。
 診断の結果、「出羽燦々」の草丈は平均64cmでやや長め、葉色(SPAD値)は39で指標並みであることから、穂肥はN成分で1.5kg/10aを7月13~15日頃に施用することにしました。ただ、中干しに入ってから強い雨が降ったこともあり、ぬかるむ田んぼもみられました。中干しの期間は長引きそうです。
 ゆびきりげんまんが酒米づくりを手掛けて9年目、メンバーの一人は県酒米コンテスト「美山錦」の部で知事賞を受賞するなど、品質は着実に向上しています。
 大汗をかきながらの青田巡回、その直会が大いに盛り上がったことは言うまでもありません。

2018年7月12日 11:22