インドハリアナ州のあぜ道から(22)

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DSC_1440 - コピー.JPG  デヘラドゥーンの雨季の降雨量はインドではもっとも多い。6~11月の稲作期間は水不足の心配はないという。ならば、夏作に期待し、田んぼに集まった農家とミーテイングを行う。山里の農家の佇まいは、ハリアナ州や西ベンガル州で見てきた農家とは違っていた。小奇麗な庭には鉢植えの花々が置かれ、緑濃いマンゴーの果実ががたわわに実っている。
 まずは棚田での米づくりを話してもらう。
①6月20日に播種。苗代は水苗代。湛水して播種し、3日後には落水し7日間は乾かす(芽干し)。その後は、湛水と落水を繰り返し22~28日間育苗する。
②7月10日に田植え。無肥料で栽植密度は15×20cm、栽植本数は2~3本。田植え後1か月間は水を3日に1回入れ替える。ネムの木の皮を虫よけに入れて除草。60日後からは1週間に1回ほど水を入れ替える。追肥はしない。
③9月20~30日に出穂。出穂後は飽水管理。
④10月20日頃刈り取り。刈り取り後は麦を播種。
 施肥法、病害虫防除、除草法は山形方式とは全く異なるが、水管理はほぼ同様である。そして、これらの作業日程がメモされており、そのメモに見ながら話してくれたことには感心した。
 現地は播種、代掻きが始まったばかり、耕起・代掻きは”牛”、田植えは”手”、稲刈りは”鎌”、脱穀”?”、などなど手作業が中心のコメづくりではあるが、彼らならば夏作の「はえぬき」を育て上げてくれるであろう。

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水苗代の水管理(畦畔に穴をあけて落水)  牛2頭で代掻き

(2018年7月23日 10:56)
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