インドハリアナ州のあぜ道から(3)

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カイタル月別気温.jpg カイタルと山形の気温.jpg
KAITHALにおける月別気温と降水量   KAITHALと山形の気温比較
無題.jpg           濃霧(Deep Fog)の日の気温推移
  1.31カイタル.jpg          1月31日の気温推移
 

 ネットで調べたハリアナ州の気象を見てみよう。KAITHALの月別気温、降水量を山形と比較すると、KAITHALの1月平均気温は13.7℃、山形の4月が10.1℃、そして2月は16.6℃、山形の5月が15.7℃、KAITHALの1~2月の気温は山形の4~5月の気温をやや上回っていることがわかります。山形の4月下旬はかつては水苗代、保温折衷苗代で育苗し、5月下旬には田植をしました。KAITHALは3月に入ると気温は急上昇、4~6月の最高気温は40℃にも達します。このことから、12月下旬に播種し水苗代の水温を温めることで苗の生育を図り、1月中旬に3葉苗を田植え、4月下旬に刈り取りするならば、山形方式の米作りは可能と考えました。
 KAITHALへ脚を踏み入れてこの考えが甘いことに気付く。濃霧(Deep Fog)の頻繁な発生です。1月に入ってから31日まで実に14日間、ほぼ50%の頻度で発生しています。現地で聞くところによれば、12月下旬から1月にかけては頻繁に発生するとのこと。 濃霧の日はもちろん気温は上がりません。このため、ネット上で知り得た気温情報と実際の気温には大きな乖離があったのです。一般に平均気温は(日最高+最低)/2に近い値です。ところが濃霧の日は午後2時ころに霧が晴れると気温は徐々に上昇しますが、日暮れとともに降下します。したがって、最高気温24度、最低気温6℃の日の日平均気温は15℃ではなく、{(24℃×3時間)+(6℃×21時間)}/24=8℃}の気温に近いのでないかと推察されます(上図の赤線)。現地の人が防寒具を着て寒さをしのいでいるのもわかります。雪国の寒さに馴れているはずの私たちにとっても寒かった。この霧が、播種後の苗生育に大きく影響したのです。
 

(2018年1月31日 15:29)
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