酒造好適米品種の種子調製作業始まる

ホームあぜ道日誌 > 酒造好適米品種の種子調製作業始まる

P1050326.JPG P1050322.JPG
創意工夫を凝らした原種種子調製施設    原々種(少量用)子の調製
P1050329.JPG
 山形の晩秋、紅葉が終わりを告げるとともに朝晩は一段と冷え込むようになりました。この節、恒例となっているのがアスク種子田で生産した酒造好適米品種の種子の調製作業です。
 アスクが取り扱っている酒造好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」、「ASK愛山」、そして「キヨニシキ」、「はなの舞」の原種子、原々種子、これら以外にも「京の華」、「酒の華」、「雪化粧」の原々種子など、実に多様です。
 種子生産を一手に担っているのが「この指とまれ」の山口泰弘、平吹正直さん、13年目になるベテランです。種子の生産は、雪解けを待っての塩水選に始まり、播種、育苗、田植え、作溝・中干し、追肥、そして刈り取り・乾燥、とくに刈り取りでは一品種ごとにコンバインの分解掃除をするなど、通常の米作りより気を遣いながらの作業でした。
 種子調製の施設は、写真からもわかりますように、二人が創意工夫を凝らしたものです。モミが300~500kg入ったフレコンを持ち上げるフォークリフト、モミの芒(のげ)、枝梗(しこう)、ワラ屑を取り除く脱芒機、充実したモミを選別する回転型選別機、昇降機、秤などをつなぎ合わせ、効率的に作業を進めています。もちろん、一品種が終えるごとに入念な掃除は欠かせません。根気のいる作業が4日ほど続きます。
 調製した種子は20kgずつ紙袋に詰め、来年の3月には酒米生産者の元に届けられます。その量は年々増え、30年用は5000kg近くになります。山形の地酒を醸す酒造好適米の生産、それを支えているのが種子生産という二人の地道な取り組みがあってこそです。

(2017年11月15日 09:38)
あぜ道日誌
月間アーカイブ