酒造好適米の玄米形状(3)

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P1050335.JPG       紅葉に新雪が朝日に映える(11月20日、アスク試験田にて)
玄米形状と千粒重(1).jpg 玄米形状と千粒重(2).jpg
玄米の厚さと減収率.jpg
 山形市郊外の山々は朝日に紅葉と新雪が映え、この節ならではの光景を見せています。県内の積雪は(20日、9時現在)大蔵村肘折46cm、西川町大井沢39cm、尾花沢市38cm、金山町11cm、などとなっています。冬到来です。
 アスク試験田で収穫した29年産酒造好適米品種の玄米の大きさを長さ×幅×厚さで表すと、大きさと玄米千粒重は当然ながら関係が深く、相関係数は0.92(R2=0.85)でした。ところが、玄米の長さ×厚さと千粒重との関係をみるとその相関係数は0.96(R2=0.92)で、前者より高いという結果が得られました。このことは、粒の長さと厚さが共に粒重との関係が強いことを示しています。
 次に、粒の厚さと篩目幅2.0mmで玄米を選別した歩留りと同じく2.1mmで選別した歩留りの差(減収率)との関係では、厚さが2.07mmともっとも厚い出羽燦々の減収率が7%であるのに対し、雪女神は千粒重は大きいものの厚さが2.0mmと薄いために減収率は27%と大きく、明らかに品種間差が見られました。
 県内の酒米産地では、品質をより高めるため、篩目幅をこれまでの2.0mmから2.1mmへと移行しつつありますが、それによる減収率の幅には品種の玄米形状によって差が あることを本図は示しています。

(2017年11月20日 10:48)
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