酒造好適米品種に適地適作あり

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アスク試験田の山田錦(9月26日)   兵庫県多可町の山田錦(9月27日)

 あと2日で10月、県内の稲刈りは例年より遅れているものの今最盛期を迎えています。アスク試験田の田んぼでは杭掛け乾燥していた種子は収納され、見本栽培の「愛山」、「山田錦」、「雄町」が残っているだけです。
 これら品種はいずれも酒米の横綱品種とも呼ばれていますがアスク試験田で試作すると、出穂期は山田錦が8月28日、愛山が8月30日、雄町が9月7日で、山形県の酒造好適米品種「出羽燦々」の出穂期より約1か月遅くなっています。青々と立毛している姿は刈り終えた田んぼではとりわけ目立ちます。
 これまでにも、9月が好天で、気温が高い年には辛うじて稔りましたが、今年はどうでしょうか。ここ数日の最低気温は28日が10.9℃、29日は8.4℃、登熟限界気温10℃近くまで低下しています。
 秋田村(兵庫県多可町)の山田錦の田んぼは一面黄色く熟れ、刈り取りを待つばかりになっています。山田錦は昭和11年に兵庫県で、雄町は大正11年岡山県で生まれ、爾来、長年にわたって誕生の地で育てられ、全国の蔵元で芳醇な酒を醸しています。酒米もまた、”適地適作”が大切なことを、アスク試験田は実証しています。

 

(2017年9月29日 12:12)
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