酒米生産のポイントの資料を作成
アスクは平成18年からJA金山酒米研究会60数名が生産する酒造好適米「出羽燦々」の品質調査を開始し、この間、玄米千粒重、整粒歩合、心白率、玄米タンパク質含有率などの酒米適性の調査データ数は4000点近くにもなりました。
データをパソコンに埋もれたままにして置くのはもったいない、こんな思いで、生産現場からの生のデータをまとめ、このたび「酒米生産の栽培ポイント(JA金山酒米研究会の調査データから)」の冊子を作成しました。
その内容は次の通りです。
1 酒米に求められる特性
1.1 粒大
1.2 心白
1.3 タンパク質含有率
1.4 精米歩合
2 酒米品質の変動要因
2.1 玄米千粒重
2.2 心白発現
2.3 タンパク質含有率
1)出穂後20日間の平均気温
2)施肥量
3)土壌型
2.4 胴割れ粒歩合
3 品質向上の基本技術
3.1 土づくり肥料の施用と品質
3.2 ケイサン肥料の追肥と収量・品質
3.3 栽植密度と収量・品質
3.4 施肥量・施肥法
3.5 倒伏軽減剤の施用
3.6 水管理による胴割れ粒の軽減
3.7 適期刈り取りによる品質向上
3.8 乾燥法による胴割れ粒の軽減
3.9 篩目幅2.1mmの選別による品質向上
なお、本資料はアスクのホームページにも掲載されています。今後の酒米づくりに活用いただければ幸いです。
2017年5月 1日 12:23