県産酒造好適米「雪女神」の研修会盛大に

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雪女神は大吟醸酒用に適する      「原料米からみた世界戦略」と題し講演(弊社河合克行)

 本年から本格作付けが始まる県産酒造好適米の新品種「雪女神(山形酒104号)」の研修会が27日、山形市で開かれ、県内の酒米生産者、酒造メーカ、 JA、県、アスクの関係者ら約90人が出席しました。
 研修会では、県水田農業試験場が栽培のポイント、県工業技術センターが 清酒製造技術のポイント、県酒造組合がやまがた酒のこれからの展望、ア スクが原料米からみた世界戦略と題してそれぞれ講演。 講演者からは、「雪女神は出羽燦々よりタンパク質含有量が低く、大吟醸酒に 適していること」、「きれいな酒質になりやすく、秋上がりをする酒質である」こと 、「GI(地理的表示)の指定をバネにやまがた酒が国内消費、海外への輸出拡 大が期待される」ことなど、雪女神の栽培の基本や醸造特性、県産酒の今後の 展望について解説されました。
 そして、弊社河合克行はGAPの意義と取り組みについて解説すとともに、「日本農 業を守らなければ日本酒の世界は守れない!、良質な原料米を生産しなければ良 質な日本酒を醸すことはできない!、グローバルスタンダードに基づかなければせ かいの日本酒は成り得ない!」と熱く語り、講演の結びとしました。
 

2017年3月28日 10:22