山形の酒、さらなる飛躍へ

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P1050138.JPG 国税庁の地理的表示(GI)制度で、山形県産の清酒が「山形」として指定された(2016年12月)のを受けて3月13日、GIの説明会と懇親会が開催されました。県酒造組合仲野益美会長は、「山形」という地域の物語を語れる酒を造ると抱負を述べ、懇親会にはスペイン、 英国、フランス、香港のソムリエの方々も参加し、GIの指定を祝いました。
 日本酒の地理的表示(Geographical Indication :GI)とは、酒の産地名を地域ブランドとして後押しして、国際的な権利として国が守ってくれるシステムです。昨年12月16日に国税庁が山形県産の清酒を指定しました。都道府県単位での指定は初めてです。
 指定の「自然的要因」として、雪国の豊富な地下水が酒造りに適し、鉄分の少ない清らかな軟水を仕込み水として醸造することで、透明感のある酒質が形成されてきたと評価しています。そして、「人的要因」には、県工業技術センター、酒造組合を中心に官民一体となった人材育成と酒造技術向上を上げています。
 GIの指定で、山形の酒のブランド力の向上、消費拡大、輸出拡大などさらなる飛躍が期待されます。山形を訪れるインバウンドの増加も見込まれます。のみならず、間もなく始まる酒米づくりにも弾みがつくでしょう。アスクもまた生産者とともにこれまで以上に高品質・安全・安心の酒米作りに汗を流します。

 

2017年3月14日 10:08