さんげさんげ六根罪障・・・

DSC_1163 - コピー.JPG DSC_1174 - コピー.JPG

 霊峰月山に抱かれた大蔵村肘折温泉は、出羽三山信仰との強い結びつきとともに発展してきたと言われています。新年を迎えた7日、肘折温泉の伝統行事「さんげさんげ」が行われました。「さんげさんげ」は出羽三山の越年行事で、六根(目、耳、鼻、舌、手、皮膚)から生じる穢れを落とし、無病息災、商売繁盛、五穀豊穣を願う行事です。
 「さんげさんげ」は江戸時代に始まったとされ、ほら貝を吹き鳴らし、「さんげさんげ六根罪障・・・・・・」を唱えながら山伏姿の男たちが温泉街を練り歩きます。
 いつもの年なら2メートル近い雪に覆われる温泉街ですがこの日はまだ30cmほどと少なく、ちょっと拍子抜け。温泉につかりながらよき年でありますよう祈願し、小雪舞う温泉街を後にしました。

2017年1月11日 11:16