餅あげろ、天竺までも

DSC_1030.JPG      濃霧の最上川(米沢市にて)

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 一面濃い霧に覆われた米沢市郊外を流れる最上川、その川岸近くの千眼寺(せんげんじ)で、4日、収穫に感謝し新年の豊作を願う伝統行事「歳越祭」が行われました。この祭りは1641年(寛永18年)から続くとされ、害虫による凶作に悩まされた農民が境内の保呂羽堂(ほろわどう)の縁の下の砂を田畑にまくと不作を免れたことから、感謝の気持ちとして餅をつき、供えたのが始まりと言い伝えられています。
 真っ白なさらしをまいた若衆が、「あげろ、餅あげろ、天竺までも・・・・」の歌に合わせ、豪快に天井まで突き上げます。餅は納豆、あんこ、雑煮にして振る舞われます。いただいてきました。来年も豊作をとの願いを込めて。

 

2016年12月 5日 12:00