富山"五百万石"の里を訪れて

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JA福光のカントリ-と品質測定機器

 台風9号が上陸するさ中、富山県の田んぼを走り回ってきました。刈り取りが始まった酒造好適米”五百万石”の作柄状況をみるためです。
 富山県の五百万石は940ha(28年見込み)、ほぼ全県的に作付されているとのことですが、このたび訪れたのは南砺市のJA福光とその周辺の田んぼです。すでに8月20日から刈り取りは始まったとのこと、カントリー内では、モミを積み込んだ軽トラが行き来しています。カントリ-を見せていただきましたが、荷受けから出荷までの工程はもちろん全自動化、品質を測定する機器類も装備され、本年産からは玄米タンパクをも測定し、品質向上への取り組みを強化するとのこと。
 JAとアスクとの話し合いでアスクからは、品質の調査データは生産者や蔵元に活用されてこそ意義があること、そのことで生産者一人ひとりが品質向上への意識が高まることを、”酒米の里金山”の取り組み事例から紹介しました。
 本年の富山産五百万石はフェーンの来襲もなく、天候に恵まれたことから、高品質が見込まれるとはJA担当者の声。黄金色の田んぼを目の当たりにし、私達もその思いを深くした途端、激しい雨に見舞われ早々に退散。富山の五百万石に期待しましょう。
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五百万石の刈り取り(南砺市太美にて)     雨雲を気にしながら

2016年8月24日 11:01