アスク試験田の成育状況 5(7月20日)

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気象経過(5月1日~7月20日:平均気温・日照時間) はなの舞の出穂・開花
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 早生品種「はなの舞」「五百万石」が出穂期を迎えました。平年より2~3日早く、昨年に引き続いての早い出穂です。出穂が早まったのは、田植え後から気温が高めで経過(気象図の黑線)したからでしょう。
 7月20日の成育状況は、草丈が平年より長く、茎数、葉数は並み、葉色はやや濃いという状況です。いずれの品種も止葉(主稈から一番最後に抽出する葉)は抽出しています。止葉が完全に抽出した早生品種美山錦の総葉数は12.4葉で対平年差+0.5、羽州誉11.6葉で-0.5、龍の落とし子11.6葉で-0.4葉と品種間で違いがみられますが、中生品種も含め、平年より減葉して出穂はやや早まると見込まれます。
 アスク試験田は種子生産が主ですので、これらの酒造好適米品種が”いつ出穂したか”、”異株が混入していないか”などの調査は欠かせません。これからは、汗を拭き拭き、真夏の田んぼまわりが続きます。そして、穂を啄むスズメやカモよけ対策も。 

2016年7月21日 10:30