3年目を迎えた復興支援への酒米づくり

DSC_0257.JPG 福島県浪江町から山形県長井市へ移転した蔵元、鈴木酒造店長井蔵が地元の米生産者と酒米づくりに取り組んで3年目を迎えました。
 7月20日、蔵元、生産者、アスクが酒造好適米”出羽燦々”、”出羽の里”の青田を回り、お互いの田んぼの成育状況を見比べながら勉強会を行いました。生産者の皆さんが初めて酒米づくりを手掛けた一昨年と昨年の成育はバラツキが目立ちましたが、3年目となると違います。成育、葉色はきれいに揃っています。作溝・中干はきちんと実施されています。27年産でタンパク含有率が高かった生産者は穂肥量を減らしたとのこと。
 朝日連峰から注ぐ清冽な水と田んぼを吹走する涼風、そして生産者の意欲に育まれる酒米は、長井蔵が醸す芳醇な酒となって、福島の復興の絆になることでしょう。
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   葉色を測定する若い担い手  酒米の田んぼには朝日連峰から涼風が
 

2016年7月21日 12:12