アスク社員、五月晴れの下で田植え

DSC_2255.JPG 5月16日、アスクの恒例行事になっている社員による試験田の田植えが行われました。日ごろの精進のたまもの、この日は五月晴れの絶好の田植え日和に恵まれました。
 河合社長の激励の言葉を受け、一斉に田んぼへ。試験田が設置されてから今年で12年目、田植えも手慣れたものです。
 試験田に植えたのは、酒造好適米品種「羽州誉」・「龍の落とし子」・「山酒4号(玉苗)」・「酒未来」・「改良信交」・「京の華」・「酒の華」などの原々種(一番基になるタネ)です。タネの生産ですから、他品種と混ざらないよう、緊張感をもって、苗を一本一本丁寧に植えます。
 試験田にはタネ以外に、山形県の酒造好適米品種「美山錦」・「出羽燦々」・「出羽の里」・そして新品種「雪女神」などの成育・作柄・品質を調査する「酒造好適米品種特性比較試験」も設置されています。
 社員が植えた苗は、5日ほどで根付き、7月終わりから8月初めには出穂し、9月中旬には収穫されます。その間4か月、品種の特性をしっかり維持するための観察と調査は欠かせません。「品種特性比較試験」では、6月10日から10日ごとに成育を、収穫後は収量や品質を調査します。これらのデータは、酒米の作柄情報として、本ブログから逐次流しますのでご活用ください。
 田植えは2時間足らずで終了。試験田に立つ「米の山形酒の国」の看板をバックに、社員一同痛む腰をのばしながら決めポーズ、今年もまた出来秋を迎えられるよう期待して。
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2016年5月17日 10:20