山田錦発祥の地で育まれる秋田村

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山田錦の母山田穂を育成した山田勢三郎翁の碑     白、黄花が珍しい曼珠沙華

 酒造好適米山田錦発祥の地兵庫県多可町、雨が降りやんだ里に咲き乱れる曼珠沙華の深紅がひときわ目立ちます。この静かな山里に、秋田村の幟が立つ田んぼが広がっています。秋田村は、多可町中町の酒米生産者50数名が”秋田の蔵元に高品質の山田錦を”との熱い思いで作り育む田んぼの愛称名、発足して5年目になります。
 9月16日、この秋田村に秋田の蔵元、生産者、JAみのり、全農兵庫、多可町、そしてアスクの関係者が集い、山田錦の成育状況を見て回りました。お盆過ぎから日照不足と雨が続いているとのことですが、山田錦はピーンと背丈をのばし、穂は垂れています。”今後の天気の回復で品質は期待できる ”、山田錦部会長吉田継夫さんの力強い説明にまずは一安心。
 曼珠沙華の花言葉は”また逢う日を楽しみに”とか。蔵元と村民の絆が一層深まったことを実感した山田錦発祥の地での秋の夕暮れでした。
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2015年9月18日 11:59