"つや姫"、"はえぬき"のおいしさを求めて

P1000584.JPG P1000578.JPG
雁戸山・龍山(11日、山形市郊外にて)
  ごはんのおいしさを食べ比べる(研究センターにて)

 山形の空は、11日に冬うららになったものの、12日からは一転して冬本番を迎えました。県内の積雪量は、大蔵村肘折41cm、西川町大井沢46cm、尾花沢市25cm、金山町19㎝となっています。
 さて、冬うららに誘われるまま、山形県農業総合研究センターを訪れました。センターは静寂そのもの、それもそのはず、研究員の皆さんは一年がかりのデータとりまとめに悪戦苦闘中。
 なかでも、食味官能検査の部屋は物音ひとつ立てず、パネラーは真剣なまなざしで、小さなトレイに盛った8種類のごはんを目で、鼻で、そして口に含み五感で微妙なおいしさの違いを判定していました。全県の産地から集められた”つや姫”、”はえぬき”の食味検査を毎日のように行っているとのこと。
 県内25年産の一等米比率は、”つや姫”98.4%、”はえぬき”96.1%(10月31日)、共に高い品質でした。両品種の美味しさのみならず高い品質には、”食べまくる”という、この地道な取り組みが大きく貢献していることを実感しました。
 小高い丘の上に立つセンターの冬の夕暮れは早い。これからのさらなる研究成果に期待し、落葉したコブシの並木道を後にしました。


  
 

2013年12月13日 10:47