晩秋の庄内平野
頂上に雪を頂いた鳥海山は残念ながら雲の中(頂上だけがかすかに見える)
収穫を終え静まり返った田んぼ、そこでは小春日の空のもとで、白鳥がモミを啄んでいるのをあちこちで目にします。田んぼの向こうには頂上に雪を頂き、日本海まで裾野を広げて立つ鳥海山を眺望できます。晩秋の庄内平野は一幅の絵を見ているようです。
田んぼから一歩酒田の町に入ると、庄内平野が育んだ「つや姫」・「はえぬき」・「ひとめぼれ」などの新米が保管されている山居倉庫に出会うことができます。今から118年前の明治26年に建てられた米倉庫は、現在でも現役で活躍中です。西日と強風を防ぐケヤキの巨木、その並木道は伝統と風情を感じさせます。
白鳥が群れる田んぼでは間もなく地吹雪が舞い、そして白鳥が飛び立つ頃、田んぼには春の訪れとともに米づくりの足音が響くのです。数え切れなほど繰り返されてきた米どころ庄内平野の原風景です。
田んぼのあちことで白鳥の群れ 倉庫を西日と強風から守るケヤキ並木
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2011年11月 1日 09:31