おいしい酒は"土づくり"から

 冬の訪れを前に、田DSCN0951.JPGんぼ一面に散らばった
ワラと
奮闘しているのが押野弘行君です。彼は、天童市で稲作・果樹に取り組む山形県内でも有数の大規模経営の農業者です。また、酒造好適米「龍の落とし子」2haを特別栽培(化学肥料・農薬5割以上)しています。
 そして、「龍の落とし子」の田んぼのワラはすべて、肉牛の飼料や敷き料として利用されています。
 田んぼに散らばったワラは専用の機械で集められ、重さ20kgほどの米俵のような形DSCN0953.JPGに束ねられます。
 来年の春、これらのワラはたい肥となって再び田んぼに戻ってきます。土づくりの基本はワラなどの有機物の施用です。この田んぼから生産された本年産「龍の落とし子」の品質は、猛暑にもかかわらず、オール一等でした。こうした地道な土づくりが功を奏したのでしょう。
 ”おいしい酒を醸す米”、その米づくりの基本は、”土づくり”なのです。
              

2010年11月22日 10:28