一粒一粒に目を光らせて

 アスク種子生産圃場で栽培された酒 DSCN0934.JPG
造米品種「羽州誉」「龍の落とし子」「山酒4号」「酒未来」「改良信交」「京の華」「キヨニシキ」「はなの舞」「雪化粧」の種子調製作業が終了しました。
 これらの品種は、蔵元が独自に開発したもの、かっては山形県が奨励したもの、などなどです。
 他の品種と混合しないよう、圃場観察や異株の抜き取りなど、厳正な管理のもとで栽培さDSCN0937.JPGれました。
 種子生産と調製作業を担当したのが「この指とまれ」の若い担い手、山口泰弘君と平吹正直君の両名です。
 県の指定種子生産圃場には大型の調製機械が設置されていますが、こちらは小型の脱芒機、唐箕などに創意工夫を凝らしての調製作業です。
 ひとつの品種が終了した後の掃除がまた大変、機械類を分解して一粒たりとも残っていないかに目を光らせます。作業着に付着していないかまでチェックします。
 このようにアスクでは、若い両君の手なれた、しかも厳正な作業によって、小規模ながらも良質な種子を生産しています。これらの種子は、来年の春生産者の手元に配布され、おいしい酒をふたたび醸すのです。
DSCN0935.JPGDSCN0938.JPG
品種ごとにラベルを貼付            袋詰めされた酒造好適米の種子
 

 
                                                 

2010年11月15日 14:05